V模擬の過去問はダウンロードできる?内容や活用法も解説!

東京都や千葉県に在住の学生(中3)の多くは『V模擬』を受験しますよね。

V模擬では、過去問を入手して教材として活用することも可能です。
いい点数をとって学習のモチベーションを上げるためにも有効に利用したいですよね。

そこで本記事では、

  • V模擬の過去問を入手する方法
  • V模擬の過去問ならではの特徴と注意点
  • 過去問を有効活用する方法

について解説します。

【この記事がおすすめな人】

  • Vもぎの対策方法を知りたい人
  • 受験勉強に取り組んでいる学生(中3)
記事の監修者
この記事を書いた人(よし)

よし

  • 学習系Webライター
  • 高校受験を経験
  • 得意教科は数学と英語
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目次

V模擬の過去問の入手方法は?

V模擬の過去問の入手方法は?

V模擬の特徴は、主に都立高校の受験対策をメインとして行われている点です。他に千葉県の県立高校対策向けや私立対策向けの模試もありますが、いずれにせよ目的を絞った試験対策として役立つと言えます。

V模擬の過去問を使うことで、より効率良く学習できます。例えば「都立Vもぎ」は都立高校を第一志望とした受験生向けの模試ですが、過去問を使って学習することで、都立高校の受験全般の対策を行うことができます。この模試は都立高校の受験においてどの程度のレベルにあるかを確かめる試験ですから、過去問でしっかり対策して高い点数を取れる学力を身につけることができれば、より高いレベルの都立高校へ合格する可能性も高くなるというわけです。

そうなると、V模擬の過去問をどうやって入手するかが問題になってきます。できるだけ手軽に入手できれば便利なのですが、実はあまり便利とは言えない面も持っています。

V模擬の過去問は無料ダウンロードできる?

結論からいうと、V模擬の過去問をネット上から無料ダウンロードできません。無料で入手できるならとても便利なのですが、正規の手順としては入手できないことになります。有料でもダウンロード版は用意されていません。

V模擬の公式サイトから申し込む方法

V模擬の過去問を入手したいと思ったら、主催者の進学研究会から「Vもぎ過去問集」を購入する必要があります。「昔ながら」という表現がふさわしいかどうかはともかく、ネットからダウンロードするのではなく、テキストタイプの過去問が郵送される形で入手できます。

具体的には、まず進学研究会の公式サイトにアクセスし、過去問について取り扱っているページ「Vもぎ過去問集」へと進んだうえで、「過去問集購入ページへ」のボタンを押して手続きに入ります。なお、問い合わせにはフリーダイヤルの電話で対応しており、このページにはその電話番号も記載されています。東京と千葉では問い合わせ先が異なるので注意しましょう。

なお、このV模擬の過去問の入手の際には会員登録が必要になります。ちょっと面倒くさいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、公式サイトから会員登録の手続きをしておきましょう。公式サイトのトップページの上部に「ログイン・会員登録」というボタンがありますから、これをクリックすると新規会員登録を行うことができます。なお、年会費・入会費などは一切かかりません。

ネットオークション等で購入する方法も

実は、V模擬の過去問はYahooオークションやメルカリ等で購入することもできます。

現在、公式サイトでは2023年・2022年の過去問を購入できるので、それ2022年以前の過去問みたい方には使用するメリットがあるでしょう。

ただし、購入したい科目をピンポイントで購入できる公式サイトとは違い、お目当ての品をさがす手間は増えてしまいます。また、使用状況によっては書き込み等もあるかもしれません。

「何が必要か」をしっかり考えたうえで「どこで買うか」を決めるといいでしょう。

V模擬の過去問シリーズの内容は?

V模擬の過去問シリーズの内容は?

公式サイトで購入できるV模擬の過去問の価格は、1教科分で920円(以下すべて税込価格)、5教科で4600円となっており、どちらを購入しても1教科当たりの価格は変わらない設定になっています。

  • 1教科 1冊920円(税込)
  • 5教科 1冊4,600円(税込)

ただし、郵送での購入になるため、送料が別途かかります。必要な分はできるだけまとめて購入したほうがオトク、ということになるでしょう。

ここで注意しなければならないのは、「私立Vもぎ」と「自校作成対策もぎ」の過去問は用意されていない点です。あくまでも、都立高校か千葉県の県立高校対策の過去問に限って入手できる形となります。

過去問あり過去問なし
都立用
千葉県立用
私立Vもぎ
自校作成対策もぎ

9月・10月・11月・12月・1月の5回分が収録

V模擬の過去問には、9月、10月、11月、12月、そして1月の5回分の試験内容が収録されています。この5回分の過去問を活用することで、受験生は実際の試験環境に近い形で練習を重ねることができます。

例えば、9月の試験では夏休み後の学習内容を確認し、10月の試験では秋の学習の進み具合を評価します。11月の試験は中間試験としての役割を果たし、12月の試験では年末の総復習が行われます。最後の1月の試験は、年度末の総仕上げとして機能し、受験直前の最終確認として非常に重要です。

教科は国語・数学・英語・理科・社会

公式サイトでは、直近2年間のV模擬の過去問を購入できます。

今年度版(2023年度実施のVもぎを収録)

内容金額
都立版国語・数学・英語・社会・理科 各920円(税込)
千葉県立版国語・数学・英語・社会・理科 各920円(税込)

昨年度版(2022年度実施のVもぎを収録)

内容金額
都立版国語・数学・英語・社会・理科 各920円(税込)
千葉県立版国語・数学・英語・社会・理科 各920円(税込)

V模擬の過去問には、受験生が最も必要とする主要5教科—国語、数学、英語、理科、社会—が含まれています。これらの教科はそれぞれ異なる形式と内容で構成されており、全ての教科が総合的な学力を評価するのに適した問題が揃っています。

まず国語では、漢字の読み書きや語彙の理解、文法問題から、長文読解や現代文・古文の文章理解まで幅広い範囲が出題されます。特に長文読解では、読解力だけでなく、論理的な思考力も試されます。

数学においては、基本的な計算問題から応用問題、さらには図形や関数に関する問題が出題されます。

英語に関しては、文法問題、単語の意味を問う問題、リスニング問題、そして長文読解問題が中心です。

理科は、物理、化学、生物、地学の各分野からバランスよく出題されます。各分野の基本的な知識を問う問題から、実験結果の考察やデータの解析を求められる問題まで多岐にわたります。

社会では、歴史、地理、公民の3つの分野から問題が出題されます。歴史では年代や出来事の因果関係、地理では地形や気候、経済活動などの理解、公民では政治や法律、経済に関する知識が問われます。

V模擬の過去問を通じて、これら5教科のバランスよく学習することで、全体的な学力の向上を目指すことができます。また、各教科ごとに出題傾向や頻出問題を把握することができるため、効率的な学習計画を立てる際にも非常に役立ちます。

解答用紙・解答解説・正答率・偏差値換算表も付録

単に過去の模試で出題された内容だけが収録されているだけでなく、解答用紙や解答解説も付属している他、正答率や偏差値換算表などのデータも付いてきます。ですから、解答用紙で試験さながらに解いてみることもできますし、採点をするときには解説(採点基準)を参考にして、自分の回答に何が足りなかったのか、どんな回答をすればよかったのかをチェックしながら確認することが可能です。その意味で、学力を試すだけでなく、さらなる学力の向上にも役立つ過去問と言えるでしょう。

正答率や偏差値換算表は、自分の立ち位置を知るうえで非常に役立ちます。正答率が高い問題をうまく解けなかった場合には、受験生全体のレベルから見て学力がやや低い可能性が考えられますから、より頑張って勉強に励む必要が出てきますし、正答率が低い問題をうまく解ければ、これまでの学習が身についている証として自信をつけることができるでしょう。偏差値換算表では、自分が志望校に届くレベルにあるのかどうかを確認することができます。

ですから、過去問を解いたうえで自分の立ち位置を確認し、志望校に合格するために何が必要なのか、何が足りないのかを確認できるはずです。苦手教科や苦手な分野(記述問題や図形問題など)を把握し、どの部分を重点的に学習していけばいいのかを知ることで、より具体的な学習計画を立てていきます。

単に苦手教科を強化するだけでなく、得意科目をさらに伸ばすことで、合格ラインに近づく学習ができます。苦手科目を集中的に学習するとなるとモチベーションを維持するのが難しくなります。得意科目で苦手科目をカバーするような形での学習も行うことで、モチベーションを維持しつつ、相乗効果も期待できるでしょう。

自分の立ち位置や課題を可視化できるのも、V模擬の過去問の魅力です。ぜひ有効利用して、合格へたどり着くための学習計画を立てていきましょう。

こうした内容から見ても、V模擬の過去問は非常に使い勝手が良く、試験対策の教材として優れていると言えます。しかも、復習目的として中学1・2年生レベルにおける重要な単元も出題されており、基本的な部分をしっかりカバーできているかどうかの確認もできます。

V模擬の過去問の口コミを紹介

V模擬の過去問の口コミを紹介

ここで、V模擬の過去問に関する口コミを紹介します。

良い口コミ

まずは良い口コミからです。

過去問をトコトンやったのが唯一と思える勝因です。

問題形式に慣れることで、時間配分を体得できました。

悪い口コミ

一方、次のような口コミも見られます。

思っていたより成績が良くなかったためショックを受けました。

判定はしっかりと受け止め、足りたい部分を過去問でトコトン演習するのが良さそうです。

V模擬の過去問の活用方法について

V模擬の過去問の活用方法について

このように、V模擬の過去問は単に過去に出題された内容を確認するだけに留まらない、教材として優れた面を持ち合わせた問題集となっています。それだけに、この過去問をいかに有効に活用するかが受験対策の重要なポイントともなるでしょう。

V模擬の演習で出題傾向を探る

まず、過去問を通して出題傾向を探ってみましょう。例えば、「都立Vもぎ」は都立試験の受験を目的とした試験ですから、単にV模擬の出題傾向だけでなく、都立試験の出題傾向を探るうえでも非常に有効です。高校受験において、問題そのものは毎年変わりますが、テストの形式や構成にそれほど大きな変化は見られません。演習で出題傾向を探っておくことで、「こんな感じで出題される」という大体のイメージを掴むことができるのです。

こうした出題傾向を大まかにでも把握しておくことで、後述する時間配分がしやすくなるだけでなく、試験本番でのプレッシャーを和らげる効果も期待できます。どんな問題が出されるのかまったくわからない状況よりも、形式や構成を知っている状況のほうがやはり落ち着いて試験に臨めるものです。

適切な回答方法を身につける

テストでは記述問題をはじめ、回答方法が採点に大きな影響を及ぼすケースも出てきます。簡単に言えば、高い点数を獲得できる回答方法をしたほうが有利になるわけです。先ほど、V模擬の過去問の内容として「解答解説と採点基準が付属している」と書きましたが、過去問の解答解説と採点基準を確認しながら問題を解いていくことで、「点を取れる回答方法」を身につけることができるでしょう。

これは出題内容を正しく把握する方法としても有効です。その問題が受験生に対してどんな回答を求めているのか、どんなことを問いかけているのかをすばやく理解できるようになることで、短時間で問題の意図を把握でき、適切な回答を出しやすくなるので、時間の有効利用にも役立つでしょう。

本番そっくりの形式で時間配分を身につける

テストにおける重要な要素となるのが時間配分です。本人が得意な、回答しやすい出題は早めに済ませ、苦手な出題はじっくりと取り組む…制限時間があるなかで、すべての問題に対してしっかりとした回答を導き出すためには、この時間配分がとても重要になってきます。

先述したように、本番そっくりの過去問で出題傾向を確認することができるので、最初にテスト全体の構成を掴むことができれば、どの問題にどれだけ時間を配分するかを決めやすくなります。時間をかける必要がある出題にじっくりと時間をかけることで、より正答にたどり着きやすくなりますし、精神的な余裕も持ちやすくなります。

時間配分がうまくできないと、難しい問題と向き合ったときにどうしても焦ってしまい、本来の力が発揮しにくくなってしまいがちです。繰り返し本番そっくりの形式で構成される過去問を解きながら、時間配分のコツを身につけていきましょう。

さらに有効な過去問の活用方法とは?

さらに有効な過去問の活用方法とは?

こうした基本的な過去問の活用方法に加えて、さらに一歩踏み込んだ活用方法もあります。試験でより点を取れる学力を身につけるための方法を取り入れていけば、より志望校合格に近づくことができるでしょう。

都立高校の問題集も活用する

V模擬は主に都立高校を志望している受験生向けの模試ですが、ある程度志望校を具体的に絞り込んでいる場合には、それぞれの高校の過去問も活用してみるとよいでしょう。V模擬で都立高校の試験の全般的な傾向を確認しつつ、それぞれの学校の問題集で、さらに具体的な出題形式・傾向を探っていくわけです。

都立高校の過去問に関しては、販売されている書籍の他、ネット上からダウンロードで入手できるものもあります。志望している高校の公式サイトなどで、ダウンロードで入手できるかどうかを確認してみるとよいでしょう。

時期に合わせて活用方法を変える

さらにV模擬の過去問と志望校の過去問の併用に関しては時期に合わせて環境を調整していくことも非常に重要になってきます。なぜなら高校の過去問の場合、3年夏~秋の段階で利用するとまだ学習していない範囲の問題が出てきますから、なかなか思うように自分の学力を把握しにくいのです。それに対してV模擬は模試が実施される時期に合わせた出題範囲になっているため、学力が把握しやすくなっています。

ですから11~12月くらいまではV模擬の過去問を積極的に行いつつ自分の学力の把握や試験の雰囲気を学び、年末年始くらいからは比重を志望校の過去問に移しつつ、より具体的・集中的な試験対策を行っていく。都立高校の過去問を活用する際にはこうした時期に応じた使い分けや併用を工夫することも非常に重要になってくるでしょう。

V模擬の過去問の入手方法に関するQ&A

V模擬の過去問の入手方法に関するQ&A

V模擬の過去問の入手方法に関するよくある質問と回答は、以下の通りです。

V模擬の過去問はダウンロード可能ですか?

いいえ。

Amazonや本屋で買えますか?

いいえ。

塾で購入するのは難しいですか?

塾によっては過去問を購入できるところもあるようです。
先生に問い合わせてみましょう。

2021・2020・2019年の過去問は買えますか?

V模擬の公式サイトで購入できる年度は直近の2年間。
それ以前の問題集は、メルカリ等で探すとよいでしょう。

まとめ:V模擬の過去問はダウンロードできない!

今回は、「V模擬の過去問がダウンロード可能か?」について、関連情報もふくめて話を進めてきました。

要点をまとめると以下の通りです。

V模擬の過去問はダウンロード可能?

いいえ。

V模擬の過去問を入手するには次の通りです。

  • Vもぎ公式サイトから申し込み
  • メルカリなどの二次流通で購入する

過去問は、もぎの傾向をつかむ上で重要な手段です。いち早く手にいれ対策を立ててみてはいかがでしょうか。

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